毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現 |
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日替わり ひとことENGLISH |
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171 I wouldn't mind 〜 (〜がほしいのですが;〜したいものです) 〜には名詞や動名詞が入ります。 形は否定ですが意味は肯定的であることに注意。 I would like と同じ意味ですが I would like より遠まわしな分, 丁寧さが増します。 例1: I wouldn't mind (having) a glass of cold water. 冷たい水を一杯いただきたいのですが。 例2: I need a nickname and I wouldn't mind some suggestions. ニックネームが必要です。 なにか提案をいただけないでしょうか。 例3: I wouldn't mind having a job that required going out in the field for surveys and stuff like that. フィールドワークとかそういうことが要求される仕事をしたいものです。 172 It's all in the mind.(気のせいですよ。;それはあなたの思いこみです。) 直訳すると「それはすべて心の中にある」。 その訳からわかるように, 場合によっては宗教的, 哲学的な話の中で使われることもあります。 が, 日本語の「気のせい」「思い込み」の意味に当たる表現としても使われます。 ところで私のパソコンのある部屋の壁紙に, 最近, 手形が浮き出て見えるのです。 自分の手にしては大きいし, でもこの手形指が6本あるように見えるし, きっと気のせいでしょう。。。 例1: There is not such a thing as anxiety. It's all in the mind. 不安なんてものはないのです。 それは思いこみにすぎません。 例2: "I feel I have caught SARS." "It's all in the mind. You have caught an oardinary cold." 「SARSにかかったような気がします。」「それは思いこみですよ。 ただの普通の風邪です。」 173 more than +形容詞・副詞 (とても) very の代りに使える表現。 more than a little +形容詞・副詞 も同じ。 形容詞や副詞はどれでも入ることができますが, 検索してみるとその使用例の数はかなり開きがあります。 多いのは more than happy/pleased/glad あたり。 more than a little の方は more than に比べ例は減ります。 ただし surprised は more than a little surprised の方が more than surprised よりも多いのは面白い結果でした。 例1: I am more than happy to hear you got a job. あなたが就職できたと聞きとてもうれしいです。 例2: I was more than a little surprised when I read the article. その記事を読んで少なからず驚いた。 174 have a minute (ちょっと時間がある) 「時間」 というと time と来ますが, time の代りに a minute にすれば「ちょっとした時間」となって相手に時間を割いてもらいたいときの表現がいろいろできます。
例1: "Do you have a minute? ""Sure, I have a minute now, but if it's going to take longer, let's make it later today" 「ちょっとお時間いいですか」「もちろん, いいけど, もし長くかかるのなら今日またあとにしよう。」 例2: "Can I have a minute?""Can we really do it in a minute?" 「ちょっとお時間いただけますか」「本当にちょっとで済むんですか」 例3: "Don't you have a minute?""No, I don't have a minute."「時間ありませんか」「ああ,ないね。」 例4: If you have a minute, why don't you take a look at my homepage. もしちょっとした時間があったら, 私のホームページをのぞいて見ませんか。 例5: "We are very sorry, but would you give us another minute, please. Our staff in charge will check it.""I never have another minute." 「申し訳ありませんが, さらにお時間をいただけないでしょうか。 係りの者が点検いたします。」「いやもう金輪際だめだ」 175 from memory (記憶に基づいて) 次のようにこの句と動詞を組み合わせはいろいろできます。
例1: The sketch drawn from memory sometimes helps police capture a criminal. 記憶に基づいて描いたスケッチがときに警察が犯罪者を捕まえる手助けになる。 例2: The song is hard to sing from memory. その歌は記憶して歌うのが難しい。 176 Maybe, but.. (そうかもしれないけど) 一旦相手の言ったことを認めながら, でも。。 というときの表現。 相手に対して反対意見を言うときなどに使えば多少は角が立たなくなるでしょう。 maybe のあとに文を続けて, but としてもいいし, maybe だけを単独で使って but と続けてもいいです。 例1: "He is a good person." "Maybe, but I am worrying that you are too naive." 「あの人は良い人です。」 「そうかもしれないけど, ボクは君が世間知らず過ぎるのが心配なのだ。」 例2: Maybe you are shy, but what about impudent people? Are they worth respecting? 君は内気かもしれないが, 図々しい人間はどうだろう。 彼らは尊敬する価値があるだろうか。 177 I might have known .. (そんなことだろうと思っていました) ある状況になるのが前もってわかっていたのときに言う表現。 「そうすることは××ならやりかねない。 いかにも××らしい」といった皮肉が込められることもあるし, 場合よっては驚きもせず冷めた感じに聞こえることもあります。 またこの後に節が続きますが, その節にはよく助動詞 would が使われます。 例1: I might have known nobody really did want me. Oh, what shall I do? I'm going to burst into tears! だれも私がいてほしいなんて思っていないだろうと思っていたわ。 ああ,どうしよう。 わっと泣いてやる。(赤毛のアンより) 例2: "Sorry. Have you been waiting so long? " "No. I also came here just now. I might have known you would be thirty minutes late." 「ごめん。 ずいぶん待った?」「いいや。 ボクも今来たところさ。 君のことだから30分遅刻するだろうと思ってたんで。」 178 〜 to name a few (〜 など;ほんのわずか例を挙げると) 何かをリスト・アップして, 最後に「〜など」と締め言い方。 and so on とか et cetera (etc.) に相当しますが, a few とあることからわかるように, リストとしてあげる数はせいぜい2,3止まり。 「少数を例に挙げると」 というニュアンスです。 A, B, and C to name a few のように and +名詞の後に添えます。 なお, a few の前に「だけ」の副詞 just や but や only をつけた,just to name but a few や to name but a few や, 用例は少なくなりますが to name only a few もあります。 例: Supremes, Temptations, and Miracles, to name a few are among Tamla Motown's R&B groups. ほんのわずか例を挙げるとシュープリームス, テンプテーションズ, ミラクルズなのがタムラ・モータウンのR&Bグループです。 179 You name it. I 動詞 it. (私はなんでも〜する) "I 動詞 it "の I は他の主語にしてもかまいません。 またこの部分自体を省略することもできます。前回の to name a few と同じく, いろいろリスト・アップしてから, この表現に移るというパターンが一般的です。 このように You name it. 1文だけで覚えておくより前後のパターンもいっしょに覚えておいて使うと, 当然, 長めの英文を言うことになり, 英語の達人風になっていいと思います。 例1: I like peculiar foods. Natto, umeboshi, sashimi, Kusaya-no-himono... You name it. I eat it. 癖のある食べ物が好きでね。 納豆, 梅干, 刺身, くさやの干物, 私は何でも食べますよ。 例2: My father is an engineer. Kitchen gadgets, electric gadgets.. You name it . He can repair it. 私の父はエンジニアです。 台所用品, 電気用品, 何でも直せます。 例3: Yorozuya Supermarket.: You name it. We've got it. スーパー・ヨロズヤ。 何でもあります。 例2: "Will you do me a favor?" "You name it." 「お願いがあるのですがいいですか。」「なんでもどうぞ」 ( I will do it が省略されているとみればいい) 180 not mentioning any names (名前は言いませんが) 名前を知っているがわざと言わないときの表現。 without mentioning any names でもOK。 他に関係代名詞 who を使った who shall be nameless というのもあります。 これらの表現を使うのは,その名前の人物が良くないことをして, それを皮肉を込めて非難したり, 逆に相手の「人権を考慮して」名前を伏せたりするときです。 例1: I had a phone call from a person, not mentioning any names, this morning. He said one of you here is embezzling our money. 今朝, 名前は伏せておくが, ある人物から電話があった。 なんでもここにいる君たちのうちの一人が会社の金を横領しているそうだ。 例2: I know someone , who shall be nameless, call my names behind my back. I guess you know who I am talking about, Miss Simpson. 名前は言わないけどだれか私がいない所で私の悪口言っているの私, 知っているのよ。 誰のこと言っているかお分かりよね, シンプソンさん。 |