ぶらりボキャブラ散歩 今日の 気まぐれ英語慣用句 |
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z175 (12月28日) play を使う慣用句(5) play both ends against the middle 「漁夫(漁父)の利を得る」 直訳: 中央に対して両端と対戦する 例文: If you try to play both ends against the middle, the chances are you get two enemies. もし漁夫の利を得ようと二者を争わせるとひょっとしたら敵を2つ作ることになるかもしれない。 play both ends も同じです。 対立する両者を仲たがいさせて自分が得をするという意味で故事成語の「漁夫の利を得る」にあたります。 ただ中国の故事成語の漁夫は棚から牡丹餅のように二者の争いから得をしたのに対し, 英語のこの慣用句は意図的に二者を争わせて得をするという点が異なります。 (参考) 漁父(漁夫)の利の起源 戦国策・燕策より。 シギがドブガイの肉を食べようとして貝にくちばしを入れるとはさまれてしまい, 互いに争っているうちに漁師が来て両方とも捕らえてしまったという話から。 故事辞典によると原文は「臣恐強秦之為漁父也」(臣, 強秦の漁父とならんことを恐る)とあるので漁夫ではなく漁父が正しいとのことですが, 一般的には「漁夫の利」で通用しているようです。 具体的に仲たがいさせる両者を表すなら play A off against B とします。 ( play off A against B も可。 また play A off against another となるときもあります。) 例文: Three candidates ran for mayor. Mr. Anderson won the election by playing Mr.Black off against Mr.Clerk. 3人の候補が市長選に立候補した。 アンダーソン氏はブラック氏とクラーク氏の争いから漁夫の利を得て選挙に勝った。 例文: The big power tried to play a small country off against another. その大国は2つの小国を争わせて漁夫の利を得ようとした。 |