ぶらりボキャブラ散歩 今日の 気まぐれ英語慣用句 |
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z169 (12月20日) 「知力・考え」に関する慣用句(7) get the wrong end of the stick 「誤解する,勘違いする」 直訳: 杖(棒)の間違った先を握る 例文: Maybe Niamey is the capital of Niger, not that of Nigeria. Or have I got the wrong end of the stick? たぶんニアメーはニジェールの首都でナイジェリアの首都ではないでしょう。 それとも私が思い違いをしているのだろうか。 get hold of the wrong end of the stick とも言います。 杖の間違った先, つまり手で持つほうではなく地面を突く方を持つ― から「誤解する」となったと言う説があります。 また元は the worse end of the staff でこれが現在の形に変形したとも言われています。 これとよく似た形の慣用句に get the short end of the stick があります。 意味は get the wrong end of the stick と全く異なり「割の合わないことをする, 貧乏籤を引く」です。 例文: He got the short end of the stick: he had to work all night on Christmas Eve. 彼は割に合わないことをした。 クリスマス・イブに夜通し働かなくてはならなかったのだ。 図のように, 二人で棒を使って物を運ぶとき, 物と棒の端の間が短い方を取ると物の重心がかかるため重くなり割に合わないというのが起源であると言う説があります。 他に, かなり汚い説として short は shit の婉曲語で, トイレット・ペーパがなかった時代に公衆トイレには棒があり, それを後始末をしたが, ウン悪く, きれいな棒ではないことがあり, それで「貧乏籤を引く」という意味になったというのがあります。 これは通俗起源クサイ感じがしますが, 辞書にはない形で get the dirty end of the stick とか get the shitty end of the stick があることから, アナがち, そうとも言いきれない部分もあります。 なおこの「トイレット・ペーパのない公衆トイレ」説が, 上記のget the wrong end of the stick と混同し, トイレット・ペーパの代りに先にスポンジのついた棒を使っていて, 間違えてスポンジの付いている棒の先を掴むことが起源というのもあります。 どうもこれは文字通り get the wrong end of the stick している説のように思えるのですが。。 |