英文法の質問箱 |
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仮定法の適語選択問題 |
質問: (1)When I was a schoolboy, I always wished I ( ) taller. 1. am 2. were 3. had been 4. would be 模範解答は2.wereです。しかし、「もっと背が高ければなあ」と、主語のIが思っていたのは過去なので、3. had beenの方が適するのではないかと思うのですが、どうでしょうか? (2)I knocked at the door but there was no answer; it looked as if nobody ( ) there. 1.is living 2.lives 3.were living 4.had lived 模範解答は3.were living です。しかし、「誰も住んでいないようだった」という過去の出来事であることを考えれば、4.had livedの方が適するのではないかと思うのですが、どうでしょうか? (3)次の各文が同じ意味になるように、( )に適語を入れましょう。 A wise man would not have his son idle. ( ) he ( ) a wise man, he would not have his son idle. 模範解答は(If ) he (were) a wise man,ですが、he would not have his son idle.を考えれば、(Had) he (been) a wise man方が適するのではないかと思うのですが、どうでしょうか? |
質問者: ア×× 学年・年齢: 20歳 性別: 男性 |
回答: (1) Ifを使う構文では現在の仮定は仮定法過去, 過去の仮定は仮定法過去完了ですが, I wish や as if の構文にはこれはあてはまりません。 主文の時制と同じなら仮定法過去, 主文の時制の前のことなら仮定法過去完了です。 と言ってわからなければ, I wish +仮定法過去 は「〜ならいいのに」 I wish +仮定法過去完了なら「〜ならよかったのに」と覚えます。 もし wish が今回のように過去形の場合 I wished +仮定法過去なら「〜ならいいのにと思った」 I wished +仮定法過去完了なら「〜ならよかったのにと思った」と考えます。 今回の場合, 「私が生徒だったとき, いつも背が高ければいいのにと思った」の意味なので were が正しく had been は誤りです。 仮に had been を選択すると「私が生徒だったとき, いつも背が高ければよかったのにと思った」になります。 つまり生徒であったとき以前に背が高かったことを願望することになりおかしな文になります。 (2) as if +過去形は 「まるで〜するように」 as if +過去完了形は「まるで〜だったように」と覚えます。 文法的に言えば上記の I wish で触れたように主文と同じ時制なら仮定法過去完了, 以前なら仮定法過去完了ということ。 この問題の場合,「ドアをノックしたのに返事がなかった。 まるでだれもいないようだった」という意味だから過去形が正解。 過去完了形なら「ドアをノックしたのに返事がなかった。 まるでだれもいなかったようだった」となりノックをしたとき以前のことを仮定することになります。 (3) この would have は仮定法過去完了ではありません。 過去分詞形がないことに気付いてください。 この have は「息子を何もしないで遊ばせておく」というSVOC文型になる本動詞の have で完了形を作る助動詞ではありません |
上の回答に対する質問者からのレスポンス: 謎がとけて、すっきりしました。 本当に、ありがとうございました。 |