| 回答: > なぜ、forは理由を表す節を導くのに、従属接続詞と考えないのでしょうか。(同じ
      所にbecauseをいれれば従属接続詞なのに)←もしかするとコンマがある、ないの違
      いでしょうか。
 
 これを下の条件で従属接続詞 because と 等位接続詞 for 
で表してみましょう。
 
 原因: 雨が降った。
 結果: 家にいた。
 
 
 (1)
 because は次の二通りの文が可能です。
 Because it rained, I stayed home.
 I stayed home, because it 
rained.
 
 
 しかし for は
 I stayed home, for it rained.
 しかできません。 For it 
rained, I stayed home. 
は間違いです。
 
 
 これは別の等位接続詞に当てはめて考えればわかるでしょう。
 
 
 例えば but 
を使い「家にいたけれど退屈しなかった」を英語に訳すと
 I stayed home, but I didn't get bored.
 だけで But I didn't get bored, I stayed home. では文が成立しないのと同じです。
 
 
 これが for 
が等位接続詞である理由です。
 
 
 (2)
 では意味的に because と for がどう違うかと言うと従属接続詞 because を使うと because
      it rained は I stayed home を副詞的に修飾していて,この文の中心は I stayed
      home である,という関係になります。
 
 
 つまり I stayed home が主人(主節)で because it rained は家来(従属節)という主従関係が成り立ちます。
 
 
 一方等位接続詞 for を使うとその名の通り I stayed home も it rained も同等の重さのある情報ということになります。
 
 
 そして for 
の場合は原因の付け足しなので「というのは〜」と訳します。
 
 
 I stayed home, because it rained.  
雨が降ったので私は家にいた。
 (情報の中心は「家にいた」で「雨が降ったので」は詳しい説明の部分にすぎない。)
 I stayed home, for it rained. 私は家にいた。というのは雨が降ったから。(「家にいた」も「雨が降った」も情報としては同じ重さ。)
 
 
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 > また、参考書にthereforeは接続詞の働きもする、とありますが、もし副詞がメインなら、何を修飾するというのでしょうか。
 
 
 therefore 
が副詞で使われるなら,文全体を修飾する副詞と考えます。
 
 
 例:Japan is now experiencing deflation and 
therefore prices as a whole 
are
 lower.
 (日本は今デフレであり,したがって全体的な物価は低い。)
 
 
 Therefore は prices 
以下の部分を修飾しています。
 
 
 なお上の文を Japan is now experiencing deflation, therefore 
prices as a
 whole are lower. とすれば接続詞的に使ったと言うことになります。
 
 
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