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毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現
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131    One more won't hurt.(もう1つくらい,いいじゃないですか)
私はせんべい(それも油で揚げたヤツ)とかナッツ類がマジ好きで, 一袋, ポンと目の前に置かれた日にゃあ,ものの数分で中身なし。 これじゃあ, まずい。 高いコレステロール値を考えて控えなくてはいけないのに。 「でも1つくらい,いいジャン〜」 というときの表現がこれ。  誘惑に弱いヒトなら必須の表現ですね。
例: "Can I order another pizza?" "I think you shouldn't.  Watch your  weight." "Oh, one more wont't hurt." "YES!  One more will hurt your pride." 「ピザもう1枚,注文していい?」「しない方がいいじゃない。 体重に気をつけたら。」「もう1枚くらい大丈夫。」「ダメ。 自尊心を傷つけますよ。」


132     It won't hurt you to 動詞 (〜しても罰はあたらないよ,ケチケチしないで〜したら? 〜してくれてもいいのに)
won't の代りに現在形にして doesn't にしてもいいし, 仮定法の wouldn't を使ってもいいし, you を別の代名詞や名詞にしてもいいし, さらに you の部分を省いてもOK.。 また It won't hurt for you to 動詞 でもよいです。
気の進まない相手に何かをしてもらいたいときに使う表現です。
 you を me にすると「〜してもたいしたことない。 痛くも痒くもない」という感じの意味になります。 
例1: Why do you keep the picture away from me?  It won't hurt you to show it to me. なぜその写真を私から隠そうとするの。 ケチケチしないで見せてくれよ。
例2: It doesn't hurt our boss to give us a pay raise.  Don't you think so?  ボスがボクたちの給料上げてくれればいいのに。 そう思わない?



133    What you don't know won't hurt you.(知らない方が身のためになる。 知らぬが仏。)
致命的な病気にかかっている。 付き合っている相手が浮気している。 安く手に入れた品物が実は別の店でもっと安く売っている。 など, 何か知識を得ることで精神的ダメージを生む場合があります。 そういう状況にならない処世術として使う表現です。 なおわざとこの表現をもじって won't を will にした What you don't know will hurt you. (知らないと大変なことになりますよ。)もあります。
例1: You shouldn't come out.  What you don't know won't hurt you.  カミング・アウト[=同性愛者であることをばらすこと]しない方がいいでしょう。 知らせなくてもいいことはそのままにしとけばどうですか。
例2: Get information about the country you will visit. What you don't know will sometimes hurt you.  訪問する国について情報を持つこと。 知らないことが面倒を起こすこともありますから。



134     That's the idea.(そうそう,その調子。 さすが。 ;それでいいんだ。 そこが問題なのだ。)
それが肝心のところだとか問題になっているところだと言ったり, 相手の言葉を受けて励ましたりするときに使います。  気をつけるのは That's an idea. は(それはいい思いつきだ= That's a good idea.) で冠詞の使い方でまったく意味が異なること。 
例1: "Mom, I'll practice the piano hard every day. "" That's the idea. ."  「おかあさん, 私毎日一生懸命ピアノの練習します。」「そう,その調子。 」
例2: "Mom, can I play the étude for Grandma when she visits us?" "That's an idea. She'll be surely pleased."  「おかあさん, おばあさんが来た時練習曲を弾いていい?」「いい考えね。 きっと喜ぶわ。」




135    A  isn't my idea of B (AがBだなんて私は思わない。 Aは私の考えるBではない。)

この表現は『お買い得』ですよ, お客さん。 ほら, つい何か言う時に I think  で始めてばかりいませんか。 いつもそうだと面白くないし, 第一, どこか稚拙でカッコワリイと思いませんか。 そんなあなたにお勧めなのかこの表現。 「AがBだと思わない」という意味で  I don't think A is B と言う代りに使えます。 (なお I  think A isn't B というのは非標準的と言われていますのでご注意。) 
ただ,  I don't think で表すよりも,「それは私の主義ではない!」とか「私ってAがBだなんて思わないヒトなの」風の, 自己主張の強さを感じます。
A に動名詞(ing形)そして B に名詞が入る用例が多いようですが, 別にこれにこだわらなくてもいいみたいです。 google で検索するといろんな用例があって面白いですが, 特に B に fun や a good time が入る例が多い感じがします。  
例1: Sitting in front of TV isn't my idea of fun.  テレビの前に座っているなんて面白いとは思わない。
例2: Going to a crowded tourist spot isn't my idea of a holiday.  混んでいる観光地に行くなんて私の考える休日の過ごし方じゃないね。
例3: Some of my classmates hid my textbook somewhere.  That's not my idea of a joke.  クラスメートの中に私の教科書をどこかに隠したのがいるけど,それはジョークだとは思わない。
例4: McDonald's isn’t my idea of gourmet food. マクドナルドなんてグルメ食とは思いません。
例5: Mrs. So-and-so isn't my idea of the Minister. ××さんは私の言う大臣のタマじゃないね。
例6: That movie isn't my idea of a wow.  その映画俺に言わせれば, 「スッゲー」ってもんじゃないけど。


136     What's the idea? (どういうつもりなんだ。 よくそんなマネができるな。)

相手の言動を非難するときの表現。 この後に of +動名詞 を続けても可。 意味は「〜するとはどういうつもりなんだ」となります。 
例: Who does he thinks he is?  What's the idea of doing such stupid stuff?   あいつ自分を誰様だと思ってるんだ。 よく図々しくこんな馬鹿なマネができるな。




137     Where did you get that idea? (どこでそんな間違った考えを頭に入れてしまったのか。)
「どこからそんな考えが浮かぶんだろう?」と相手の思いつきのユニークさに感嘆する場合は Where did you get the idea? とするでしょう。 この後に前置詞 for や of を伴なって「〜の考えはどこから浮かぶんだろう?」とすることもできます。
例: Where did you get the idea for the fantastic plot?  その奇想天外なプロットはどこから思いつくのですか?
ところが the idea を that idea にして Where did you get that idea? とすると相手の考えを非難する口調に変ります。
例: You've decided not to go to college because studying is a waste of time?  Where did you get the idea? 勉強するのは時間の無駄だから大学に行かないことにしたって? どこでそんな考え仕入れたの?


138   It never fails. (いつも,こうなんだから。)
直訳すれば「決してしそこなわない」。 裏返せば It always happens. 「いつも起こる」。 どちらの頻度が高いか google で検索すると It never fails が 32,000件で It always happens が 15,300件。 前者は同名の歌があるため多少差し引いてみた方がいいのかもしれませんが, それでも It always happens よりは頻度は高いような感じがします。
使い方は, ただ単独で使ってもいいし, このあとに文を続けてもいいです。 その際, Whenever 〜 や  never 〜 without の構文の文が続くこともありますが,  こうすると,  It never fails. と意味は二重になってしまいます。 しかし, いきなり whenever 〜や never 〜without の構文を使って話すより, 相手の注意を引くことができるし, 頭の中で文を組み立てる時間の猶予があるので, 便利なのではないかと思います。
例1: "It never fails. I wash the car and water my garden , and it rains. いつも私が洗車して水撒きすると雨が降るんです。
例2: Give me a break.  It never fails!  Whenever I hold the handle, it comes off. 勘弁してよ。 いつもこうなんだ。 俺が蛇口を握ると外れるんだから。




139     This is it. (そう,その通り。 思った通りだ。; さあ,お待ちかねのものの登場。;さあ,いよいよ重要な時が来た。)
「思っていたことが実際に起ころうとしている」というのが核になって, 状況によっていろいろと意味をとることができる表現。 
例1: "Business has been dull indeed." "This is it.  I have nothing to give but a sigh." 「本当に景気が悪いね。」「その通り。 私などため息しか出るものありませんよ。」
例2: This is it.  Here is our specialty; curry and rice and natto a là Neapolitan. お待たせしました。 当店特製の『納豆カレー・ア・ラ・ナポリタン』です。
例3: When I heard the emcee call my name, I said to myself, "This is it.  All you have to do is just relax and enjoy the show."  司会者が私の名前を呼んだとき,私は自分に言い聞かせた。「さあ,いよいよだ。 リラックスしてステージを楽しめばいいんだ。」



140    That's it. (そう,それがほしかったんです。; それが問題です。; これでおしまい。 ; いい加減にしてくれ。 ; がっかりだ。 ; そう,その調子。 ; そう,その通り。)
これは会話表現の多義語ともいうべきもので, 状況によっていろいろな意味になります。 
(1)【ほしかったもの,探していたものがあったときに】 そう,それ,それ。
(2)【問題になっていることを言うときに】 it にアクセント。 それが問題だ。
(3)【仕事などを終わらせる時に】 これでおしまい。
(4)【飽き飽きして苛立っているのを表したいときに】  いい加減にしろ。 もう飽き飽きだ。
(5)【失望したことが起きたときに】 it にアクセント。 がっかりだ。
(6)【相手への励ましや同意を表すときに】 That's にアクセント  そう,その調子。
(7)【相手の言う通りであることを表すときに】 あなたの言う通り。
例1: "Isn't this the book you've been looking for?" "That's it!  Where was it?"「これがお探しのほんではありませんか?」「そう,それ,それ。 どこにありましたか。」
例2: That's it.  I don't have a mobile phone. 問題なのは私は携帯電話を持っていないことです。
例3: That's it for today. Good-by, everyone.  今日はこれでおしまい。 それでは皆さんさようなら。
例4: That's it.  Hold your tongue.  もう,いい。 黙ってろ。
例5: That's it.  I lost again.   がっかりだ。 また負けてしまった。
例6: That's it.  You are doing very well.   そう,その調子。 上手じゃないか。
例7: "We'd better refrain from animal fat." "Yes, that's it."   「動物性脂肪は控えた方がいいんですね。」「そう,その通り。」



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