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088 (中) restaurant 「レストラン」 restaurant は綴りを再現しづらい単語のうちの一つです。 というのはフランス語をそのまま英語に採り入れたため, 発音と綴りの関係が把握しづらいからです。 さてではその restaurant の語源についてです。 レストラン第1号店は A. Boulanger [ブランジェ] という人物が1765年パリに開店させたものであるということになっています。 彼は食べたい料理を選択できる形式の食堂を作り, これを se restaurer 「食べて元気を回復する」という動詞から restaurant と名付けました。 restaurer は英語で言えば restore 「修復する」にあたります。 だから英語的に綴れば restorant* とすれば綴りを覚えるのに悩むことはなかったかもしれません。 restaurant は世界中の多くの言語に採用されました。 もちろん綴りは各言語の事情に合わせてバリエーションはあります。 (例: イタリア語 ristorante ; スエーデン語 restaurang ; ポーランド語 restauracja ) ついでですがスワヒリ語では hoteli と言うようです。 これは中国語のレストラン「飯店」が hotel であるのと関係があるのかもしれません。 例えば東アフリカの華僑が経営していたというように。 なおこれだけ有名な言葉を作った人物にもかかわらず Boulanger 氏についてはまったく不詳です。 boulanger が「パン屋」を意味するのでこれは名前ではないかもしれません。 場合によっては実しやかに伝わる「がせネタ」である可能性もあります。 最後に restaurant をめぐる名言を一つ。 Some people ask the secret of our long marriage. We take time to go to a restaurant two times a week. A little candlelight dinner, soft music and dancing. She goes Tuesdays, I go Fridays. (Henny Youngman) 私たちの結婚が長続きしている秘訣は何か聞いてくる人がいる。 私たちは1週間に2回レストランに行くことにしているのだ。 小さなキャンドルライト, 静かな音楽とダンス。 妻は毎週火曜日, 私は金曜日に行くのだが。 (ヘンリー・ヤングマン) |
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