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043 (高) inhabit 「〜に住む」 inhibit 「(気持ち)を抑える inhabit と inhibit は見かけが似ていますが語源が異なります。 inhabit は「中」を表す接頭辞 in に「住む」という意味の habitare がついたラテン語 inhabitare が語源。 この語は他動詞なので前置詞を使わないで「〜に住む」となることに注意が必要です。 大学入試の英語を勉強すると, 多くの参考書は「自動詞と他動詞の区別を間違えやすい動詞」というページを割いていて, その中にこの inhabit が載っています。 「inhabit は in があるから in はいんねぇ(「いらない」を意味するどこかの関東弁)」とでも覚えるとか。。。 なお inhabit は「人間や動物の集団が〜に住む・生息する」という意味で学術的な文章で使うと考えた方がよいでしょう。 また受身の形でも使います。 例文: Some primitive tribes inhabit Papua New Guinea. パプア・ニューギニアには原始的な部族が住んでいる。 Papua New Guinea is inhabited by a variety of butterflies. パプア・ニューギニアには多様な蝶が生息している。 inhibit は「中」を表す接頭辞 in に「持つ」という意味の habere が元になったラテン語 inhibere の過去分詞形 inhibitus が語源。 こちらは inhabit と比べ大学入試で見かける率はかなり低いですが覚えておいて損はありません。 こちらは「内に持っておく」という語源から「感情を外に出さない」「感情を抑える」となりさらに「行動を抑制する」となり, さらに展開して「行動を禁じる」の意味でも使います。 最後の意味の場合, 同じ語源から生まれた prohibit の方が高校生は馴染みがあると思います。 この inhibit や prohibit は prevent や keep, stop などと同様, 目的語+from + 〜ing の形で使うことは覚えておく必要があります。 ここでさらに inhabit や inhibit に見た目の似ている語を挙げておきます。 まず habit 「習慣」 これは inhabit とは関係なく, inhibit の元になった habere 「持つ」の過去分詞 habitus から生まれた語です。 「習慣は身に持つものもの」という発想でしょう。 ただし habitus は「外見, 状態」という意味であったので habit は「身につけるもの=衣服」の意味で最初は使われていました。 exhibit は「展示する」 ex- は「外」を表す接頭辞なのでこれは inhibit の反意語に当ります。 inhibit が「感情を外に出さない」とすれば exhibit は「感情を外に表す」。 ただしこの意味では文章語で一般には「展示する」で使っています。 発音が [igzíbit] であることに注意。 名詞形の exhibition の ex が[ks]であることと共に覚えておくべき知識です。 |
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