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034 (般) (03月29日) Venetian blinds 「ブラインド,板すだれ」 Venetian blinds (直訳:ベネチアの日よけ)とは何か, 百聞は一見にしかず, イメージ検索を見ればわかるでしょう。 さてこれは日本語では何というのか, 手元の英和辞典では「板すだれ」と出ていますが一般には「ブラインド」で通っているものだと思います。 今回はこの語源を調べてみました。 Venetian とあるからイタリアの水の都ベネチアの町から生まれたのかと思いきや, 誕生の地はペルシャ。 14世紀ベネチアが商業の町として栄えたころ貿易商人がペルシャから輸入して売ったのがヨーロッパ伝来のきっかけのようです。 事実イタリア語では Venetian blinds を veneziana (ベネチアのもの) と pesiana (ペルシアのもの) の2つの言い方で呼んでいます。 ここでヨーロッパ各国語で Venetian blinds をどう呼ぶかまとめてみましょう。 すると「ベネチアのもの」「ペルシアのもの」「嫉妬」の3種類に分類できることがわかります。
ベネチアやペルシャはいいとして, ドイツ語, オランダ語, ロシア語, ルーマニア語の「嫉妬」はどう説明がつくのでしょうか。 これも元はイタリアにあります。 ベネチアの商人がペルシャからブラインドを持ってきたとき, これは東洋では女性を隠すために使われていると伝えたらしく, 女性の姿が見えなくなるので男がやきもき嫉妬を起こすというので, 北イタリアでは gelosia 「嫉妬」とあだ名がついたのです。 これがフランスに伝わり, フランス語の「嫉妬」 jalousie がドイツ, ロシアなどに広まりました。 現在も北イタリアでは gelosia , フランスでは jalousie とも呼ばれているようです。 |
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