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030 (中) sky 「空」 ヨーロッパの諸言語を勉強すると英語との false friend によく出くわします。 直訳すると「いつわりの友達」となる false friend は複数の言語間で見たり聞いたりすると同じまたは似ているけれど意味がことなる言葉のことで, 日本語と中国語を例にすれば, 日本語の「手紙」が中国語では「トイレットペーパー」である―という類です。 表題の sky もその一つで, 現代のデンマーク語やノルウェイ語では「雲」を意味します。 そして英語でも sky が「雲」の意味であった時代がありました。 現在のデンマーク人の先祖のデーン人の言語と古英語は親族関係にあったことを考えれば sky という語を共有していたのも不思議ではありません。 では sky が「雲」であった時代, 「空」はなんと呼ばれていたのでしょう。 「神の居所」を意味する heofon でこれは今の heaven 「天国」に形を変えます。 ここで英語の属するゲルマン諸語で「空」と「天国」と「雲」をなんと言うのか比較してみましょう。
これを見ると英語以外は「空」と「天国」が同一の語です。 英語も skies には「天国」の意味がありますがある程度限られた表現で使われています。 ラテン諸語でもフランス語の ciel , イタリア語・スペイン語の cielo, が「空」と「天」の両方を意味することを考えると, 英語が「空」と「天」をしっかり分けていることが興味深く思えます。 英語以外のゲルマン諸語とラテン諸語では飛行機が飛ぶ所と人が死後行く所は同じだということです。 参考: 「空」がからむイタリア語のジョーク(弊サイト別コンテンツより) |
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