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z103 (09月20日) 動物を使う慣用句(1)


have bats in the belfry 「気が変だ, 変わり者だ」


直訳: 鐘楼にコウモリを持っている
例文:  He says he likes eating icecream with natto on top.  He has bats in the belfry!
 彼は納豆をトッピングしてアイスクリームを食べるのが好きなんだって。 変なやつだね。





belfry は教会の鐘楼。 語源は中世ドイツ語の bercfrit  で 「frid (平和)を bergen (守る)」が原義。 そのフランス語 berfroi が英語になったもので, もとは山車のように車がついている「移動式砦」で戦争中に町の城壁に移動してたいまつなどを灯し, 町の平和を守るのに使われました。  それが15世紀の中ごろに教会の建物の上に据え付けられた鐘楼の名称に使われるようになり, その際に, bell (鐘)との連想から ber- が bel- になりました。


この慣用句はコウモリが逆さにぶらさがって羽を休めたり, 暗くなると行動したりする習性が変わっていることから生まれました。 鐘楼はコウモリが多く入る場所であるとともに, 教会の上のほうにあることが人間の頭と結び付けられて, 「頭の中に変わった考えが飛び交っている」という意味合いを持たせています。


ドイツ語では単に「鳥を持っている」 einen  Vogel haben というと「頭が少し変だ」という意味になるようです。 またフランス語には 「天井にクモを持っている」 avoir une araignée au plafond, デンマーク語には「天井にネズミを持っている」 have rotter på lofter と言う英語の慣用句と似た慣用句があるようです。 この場合の「天井」も「人間の頭」のメタファと見ることができるでしょう。