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ぶらりボキャブラ散歩
ほぼ日替わり 気まぐれ英単語 


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アトランダムに単語を選択, 語源や他の外国語との比較を中心に, 時にトリビアに, 時に学校英語・受験英語的に, 時に連想暗記術風にアプローチ。 しかも気が向いたときだけ更新して行く--だから気まぐれ英単語。 
兄弟版ひとことENGLISHへと同様, 日々の勉強の息抜きにご活用ください。
(中)は中学生レベルの語, (高)は高校生レベルの語, (般)はその他の語を表します。

                
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054 (中) (04月18日)  apple 「リンゴ」


かつてビートルズが自らのレコード会社を設立したときそれを「apple の a なんて覚えやすいでしょ(ポール・マッカートニー談)」というので Apple と命名したように, もっとも知られている英単語の一つが apple 。  このビートルズの会社の名前をヒントに Apple を商標にしたある情報処理機器関係の会社がたびたび元祖 Apple Corp より商標を巡って訴えられているのは承知の通りです。


リンゴがもっとも親しまれている果物であるのはリンゴを使った諺がたくさんあることからもわかります。 いくらか挙げてみますとー
  • An apple a day keeps a doctor away.  (1日一個リンゴを食べれば医者知らず)
  • Eat an apple going to bed, make the doctor beg his bread. (寝しなにリンゴを食べなさい。 医者にパンを乞うようにさせなさい。=柿が赤くなれば医者が青くなる)
  • The apple never falls far from the tree. (リンゴは木から遠くに落ちない=子供の特徴は親の遺伝)
  • Stolen apples are sweet. (盗んだリンゴは甘い)
  • Better an apple given than eaten. (リンゴは自分で食べるより人に与える方が恩恵がある=くれ上手のもらい上手)


西洋リンゴの原産地はコーカサス地方だそうです。 そのルーツが単語の中に現れていないかヨーロッパの諸言語でリンゴをどう言うか調べてまとめてみました。
すると ヨーロッパ北部+内陸部とヨーロッパ南部の大きく2つのタイプに分かれているのがわかります。
前者はリンゴそのものを意味する *ab(e)l と言う印欧祖語から派生したグループ。 
後者はラテン語 melum 古代ギリシャ語 melon から派生したグループでトルコ語,ハンガリー語やさらにフィンランド語,エストニア語も後者がルーツでのように見えます。
ヨーロッパ南部はさらに, フランス語やスペイン語, イタリア語にある pom- のタイプもあります。 こちらはラテン語の peponem  古代ギリシャ語の pepon から派生しており, これはカボチャの pumpkin にもその面影が見えます。
melum, melon, peponem, pepon はどれも「ベリー類以外の果実やウリ類」を意味します。


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英語 apple
ドイツ語 Apfel
オランダ語 appel
デンマーク語 æble
ノルウエー語 eple
スウエーデン語 äple
アイスランド語 epli


ウェールズ語 afal
ブリトン語 aval
スコットランド語 ubhal
アイルランド語 úll


ラトヴィア語 abols*
リトアニア語 obuolys


ロシア語 yábloko*
ポーランド語 jablko*
チェコ語 jablko
スロバキア語 jablko
スロベニア語 jabolko
セルビア語 jabuka*
クロアチア語 jabuka
ブルガリア語 jabalka*
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イタリア語 mela, pomo
フランス語 pomme
カタルニア語 poma
スペイン語 manzana, poma
ポルトガル語 maçã
ルーマニア語 mar*
. ギリシャ語 mi'lon*
. アルバニア語 mölle


トルコ語 elma
ハンガリー語 alma
フィンランド語 omena
エストニア語 oun*
バスク語 sagar
* は正書法ではない表記


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