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ぶらりボキャブラ散歩
 気まぐれ英単語 


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アトランダムに単語を選択, 時に学校英語・受験英語的に, 時にトリビアにアプローチ。 しかも気が向いたときだけ更新して行く--だから気まぐれ英単語。 
でも単語暗記の手助けになると思います。 兄弟版ひとことENGLISHへと同様,ご活用ください。
(中)は中学生レベルの語, (高)は高校生レベルの語, (般)はその他の語を表します。

                
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005 (高) (2月28日) ambition  「野心, 野望」


札幌農学校(現・北海道大学)の 創設者クラーク博士の有名な言葉 Boys, be ambitious. 「少年よ,大志をいだけ。」の ambitious は ambition 「野心」の形容詞形。 この ambition の語源は ambi + ire から成るラテン語です。


ambi- は「両側」と「周囲」を意味する接頭辞で ire の方は「行く」。 2つ合わせて ambire という動詞になりその意味は「歩き回る」。 今でも,ラテン語の末裔イタリア語には ambire が存在しますが, 意味は「野望を持つ」で,さすがに「歩きまわる」という意味はありません。


さてなぜ「歩き回る」から「野心をいだく」になったのかと言えば, 古代ローマ時代, 出世を求める野心家が投票を懇願して歩き回ったからだそうで, 現代の選挙運動に勤しむ立候補者たちの姿をオーバーラップしてみると,なるほどと納得してしまいますね。


ambi- のある語で比較的一般的なのは ambiguous 「あいまいな(原義:左右どっちつかず)」や ambivalent 「愛憎,悲喜のような相反する感情併存,アンビバレント(原義:両方の価値)」。
また古代ギリシャ語では ambi は amphi に相当し, こちらは amphibian 「両生類」 で現代の英語に受け継がれています。


最後に,上記の語と比べると使用頻度は低いのですが ambidextrously という単語をあげておきましょう。 意味は「器用に; (スポーツで)左右両手を使って」。 「両方」の ambi- と「右手」という意味の dextr からなる語で,「両方右手で」が原義です。 


この語はアルファベット26文字を一回だけ使って綴ることのできる最も長い綴りの語です。 数えておわかりのように 26文字中,14文字使われています。 ただ, 私の持っているワードゲーム用のソフトではじき出した語なので, 絶対にこれが最長という保証もできません。 もっと長い語をご存知でしたらご一報下さい。


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