毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日替わり ひとことENGLISH | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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361 It stinks. (臭い; 良くない,いただけない, ) stinks という発音すると, いかにも「くさい」というように鼻にしわが寄ってしかめっ面になってしまいませんか? いい匂いがするなら It smells good. 形容詞を取って It smells. とすると It stinks, と同じく「くさい」となるので注意しましょう。 また花のようなよい香りは fragrance と言いますが花の flower につられて flagrance とすると「極悪非道」になってしまいます。 It stinks. には「良くない,いただけない」という意味もあります。 日本語の「臭い=怪しい」とはまったく意味が異なります。 例: How is the manifesto of XXX Party? It stinks! XXX党のマニフェストどうだって? いただけないね! 362 raise a stink (一悶着起こす, 一騒ぎ起こす ) 「腹を立てることがあって強く文句を言う・騒ぎを起こす」という意味の熟語で make a stink, cause a stink, make up a stink とも表すことができます。 その頻度を google の検索を使って調べてみると圧倒的に raise a stink が多いことがわかります。 特に3単現のs ではそのことが言えます。
例1: The couple who moved recently next to the farm became a pest in their neighbor, because they raised a stink about the smell of the barn. 最近農場の隣に引っ越してきた夫婦は近所の鼻つまみ者になった。 というのは納屋の臭いのことで一騒ぎ起こしたからだ。 例2: The parents kicked up such a stink that the school board decided to meet over the issue. 親たちが一悶着起こしたので教育委員会はその問題で会議を開くことにした。 363 〜 turn my stomach (〜に吐き気をもよおす ) 主語に吐き気を起こさせる人・モノ・事象を入れます。 日本語と同じく不快感を感じると言う比ゆ的な意味でも使えます。 使役動詞を使って 〜 make my stomach turn や 〜make me sick to my stomach としても同じです。 また主語を「私」にして「私は吐き気がする」なら I am sick to my stomach. という表現があります。 なお ralph の項も参考にしてください。 例: Going out to the open sea in such a small leaf-like boat? The mere thought of it could turn my stomach. こんな木の葉みたいな小さな船で大海原に出るって? そんなこと考えただけで吐き気がする。 364 have a strong stomach (胃が丈夫だ; 気持悪いものでも平気だ ) 胃は精神状態に左右されやすい臓器です。 だから胃が丈夫というのは(1)「何でも食べられる」という意味以外に(2)「ストレスやプレッシャにびくともしない」とか,(3)「平気で気持の悪いことをしたり, 気持の悪い物見たりできる」図太い神経を持っていることを暗示します。 このうち用例が多いのは(3)で, 辞書によってはこれのみを載せているのがあるくらいです。 例1: If you don't have a strong stomach, you shouldn't see the pictures in this site. もし気持悪いものが平気でなければ, このサイトの写真は見ない方がいいよ。 例2: The baseball manager looked like he had a strong stomach. But actually he often left the dugout and threw up behind the scene. その野球監督は胃が丈夫そうだったが実際はよくダッグアウトから離れて裏でもどしていた。 365 on an empty stomach (腹をすかせて, 空腹で ) この逆が on a full stomach (おなかを一杯にして,満腹で) どちらも日本語(漢字)通りに英語で表せばいいので覚えやすく使いやすいと思います。 when I am hungry/full というように節で表すこともできますが, こちらの方がすっきりして英語っぽく見えます。 どちらかというと日本語は動詞を多用し, 英語は動詞(述語動詞)を控えめに使う傾向があるので, 日本人が英語で表現する時に意識的に句を使うことは英語らしい文を作るコツの一つかもしれません。 例: It is dangerous to swim on a full stomach. 満腹の状態で泳ぐのは危険だ。 366 Stop it. (やめなさい。 ) 友達・親子・兄弟といった親しい者同士で使う表現で, 気心の知れない人に対して使うのは(もちろん言い方にもよるでしょうが)ケンカをふっかけるときでしょう。 せめて Please stop it. とすれば多少は角が立たないかもしれませんが, Will you stop it? のように丁寧にすると, かえって凄みが出て険悪な空気が漂いそうです。 なお,この後に次のように You を主語にした進行形を添えて, やめてほしい行動, 態度を表すのはよくある使い方です。
367 動詞 + up a storm (〜しまくる; エネルギッシュに〜する, 多いに〜する ) 「嵐を起こすかのように何かの動作をする」ということでしょうか, up a storm は副詞句として「エネルギッシュに」という意味があります。 口語表現なので日本語の「〜しまくる」「ばりばり〜する」「しこしこ〜する」という感じがでるのではないかと思います。 ただしどんな動詞にも使うという訳ではなく, 「相性のいい」動詞はある程度決まっています。 いろいろな動詞との組み合わせを google で検索して単純にヒット数で見てみると以下のようになりました。
他に eat (食べる) grill (グリル焼きをする) laugh (笑う) paint (絵を描く)などがありますがかなりヒット数は減ります。 変わったところでは(ヒット数は少ないですが) cough (咳をする)や sneeze (くしゃみをする)との組み合わせはあるにはあります。 おもしろいのは talk は 1万ヒットするのに speak は30そこそこしかヒットしなかったり, write や read はあっても study との組み合わせはほとんどなかったり, make や move , run , walk など意味から考えて up a storm との組み合わせがおかしくないような動詞がヒット数がかなり少ないことです。 なお *play baseball up a storm や *write e-mail up a storm のように動詞+目的語の後に使う例は見当たらないので, 動詞1語+ up a storm が正しい使い方のようです。 例1: My wife cooks up a storm when we have a party. パーティを開く時は妻はせっせと料理を作る。 例2: I think Akashiya Samma was born to talk and talk up a storm. 明石家さんまはただただしゃべりまくるためにこの世に生まれたようなものだと思う。 例3: He works up a storm, smokes up a storm, drinks up a storm, and sings up a storm in karaoke bars. In a word, he is a type who is more apt to develop high blood pressure. 彼はバリバリ働き, スパスパたばこを吸い, ガブガブ酒を飲みカラオケスナックで歌いまくる。 要するに, 高血圧になりやすいタイプだ。 368 That's another story. ( ![]() ![]() another の代りに different にして That's a different story. としても同じです。 ただし google で検索するとヒット数は圧倒的に another の方が多く5倍以上の開きがあります。 日本語から考えると ![]() ![]() またその使い方では But that's another story. としたり Well, that's another story. としたりすることが目立ちます。 文章で表すときは下の例のようにカッコづけにすることもあります。 また昔話のシメの言葉として使うこともできます。 なお契約時の条件と実際が違った時などに「それじゃ話が違うじゃないですか」などと言うことがありますが, この場合は That's another story. ではなく That's not our understanding. と言います。 例1: Someone took my umbrella away while I was browsing through some magazines at the convenience store. (Actually, I went there to buy some batteries for the flashlight, which I needed for the exploration camp, but that's another story.) コンビニで雑誌を立ち読みしていたら誰かがボクの傘を持っていってしまったんだ。 (実際は懐中電灯のための電池を買いにいったんだ。 それって探検キャンプに必要だったんで。 でもそれはまた別の機会に話すとして。。) 例2: This is my first time to get into the cave. I have been in a tomb in Egypt, but that's another story. 今回初めて洞穴にもぐります。 エジプトで墓に入ったことはあるけどそれはまた別の機会に。 例3: " ...and Cinderella and the prince lived happily ever after." "Grandma, what has become of her step-mother and step-sisters?" "Her step-mother and step-sisters .. well, that's another story. I'm not telling it now. Another day perhaps - sleep now, my dear." 「そしてシンデレラと皇子は幸せに暮らしましたとさ。」「おばあちゃん, 継母とお姉さんはどうなったの。」「継母とお姉さんはね, さあ, それはまたの機会に話しましょう。 今はダメ。 また別の日にね。 さあ寝るのよ。」 例4: I think she's playing well. Whether she can win the tournament, that's a different story. I think she has a long way to go still to win the tournament. 彼女はよくプレイしていると思うけど, トーナメントに勝つかどうかはまた別の話だ。 トーナメントに勝つにはまだまだ先が長い。 例5: If your cat vomits, you don't have to worry about it. But if it vomits and lose its appetite, that's a different story. ネコが吐いても心配する必要はありません。 でも吐いて食欲もないなら話は別です。 369 It's a long story. (話すと長いのでやめる。 ) 日本語と似て異なる表現です。 日本語なら「話せば長い話。。」と来れば, 話者はその話をするだろうと聞き手は思います。 しかし英語の場合 It's a long story. と来たら話者はそれ以上その話題について触れないことの方が多いようです。 では日本語のように「話せば長い話だが」と切り出すことはないのかというと, やはり英語でも It's a long story, but .. と言って話が始まることがあります。 しかし, 日本語のようにこの後で詳細に長口上を述べるのではなく, ごくあっさりと結末や要点を言うようです。 だから It's a long story, but I'll try to make it short. とか It's a long story, but to make it short のように「話せば長い話ですが, 短く言えば」のうな一言が添えられることもあります。 370 The story of my life! (いつもこうなんだから。; またいつものように嫌なことが起きた。 ) The story of my life はもともと「私の身の上話」。 もちろんこの意味で使うこともありますが, 一種の間投詞のように使われ「ああ,またいつもの悪いことが起きた。 運が悪いんだから。」という意味になることがあります。 いわば生まれつき運が悪い(と思いこんでいる)人は必修の表現。 It's the story of my life. とか That's the story of my life. のように it や that が主語になることもあります。 |