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毎日ひとこと :一度は使ってみたくなる,使える英語の会話表現
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331   would sooner 〜than.. (..するより〜したほうがましだ) 
高校で教わる would rather 〜 than .. と同じ。 
同じ意味を would (just) as soon 〜 as .. とも表せます。 どれらも than もしくは as 以下を省略することもできます。 
〜や.. には動詞の原形が入りますが would rather と would as soon はこの後に仮定法過去が続くこともできます。
例: I'd as soon you didn't leave the door open.  ドアを開けたままにしてほしくないのです。



332   all too soon (あっけなく) 
「あっけなく」の反対が none too soon (やっと)。 「あっけなく」「やっと」などというのは日常何気なく出てくる日本語ですが案外英語でどう言ったらいいか即出てこないですね。 
 soon は副詞なのにこれらの表現では be all too soon . のように形容詞的に使うこともできるようです。 
なお all too は too の強調で「あまりにも〜しすぎ」  一方, none too の方は否定の強調で「ぜんぜん〜でない(= not at all)」。 ともに soon 以外の形容詞・副詞を修飾することも可能です。
例1: I was looking forward to seeing the parade, but it was over all too soon.  私はパレードを見るのを楽しみにていたがあっけなく終わった。
例2: The book I had orderd from Amazon Com arrived none too soon.  アマゾン・コムに注文した本がやっと着いた。
例3: The game ended with our team winning, but it was all too soon for me to be satisfied with.  試合は私たちのチームの勝利で終わったがあっけなくて私には不満だった。


333   I don't like the sound of that. (その言葉・その話は気に入らない/ぞっとしない/いただけない) 
ロングマン現代英英辞典には to feel  worried by something that you have heard or  read (聞いたり読んだりしたことで心配な気持ちになる)とあります。 が実際のインターネット上の用例を見ると, 「心配」というより文字通り「嫌悪」という感じで使ってるように思えます。 
なお that に具体的な名詞を入れてもよいし, 主語は I  でなくてもかまいません。

インターネット上での用例
例1: We are saying that most farmers can't make money from farming. I don't like the sound of that. The idea that most farmers can't make money from farming is certainly out there these days.  農民は農業では稼げないと言うけれど, その意見はいただけません。 農民は稼げないという考えは時代おくれです。
例2: I don`t know about you - but I don`t like the sound of "Emperor". "Emperor Penguin".  I don`t like the sound of that.  It doesn't  sound democratic to me あなたはどうだか知らないが私は「皇帝」という響きが好きではない。 「皇帝ペンギン」 この言葉は好きではない。  私には民主的に聞こえない。
例3: I've been branded a facist. And I don't like the sound of that. 私はファシストと刻印を押されたがこれはいやだ。


 ある語を言ったあとで, 「それは嫌な響きがあってぞっとしない。」という感じで使うことも多いようです。 




334  spare a thought for 〜 (〜のことを考えてやる;  〜に同情する; 〜がかわいそうに思う) 
「〜のために考えを分け与えてやる」というのが元の意味。 〜には人が入ることが多く, また平叙文よりも命令文やそれに準じた文(We should 〜とか You must 〜などを使った文)で使うことの方が多いようです。 
ところでインターネットで用例を調べるうちにこの表現を使ったサイトの多くのアドレスが uk や au や nz  などで終わることが気付きました。 これらはイギリス, オーストラリア, ニュージーランドのサイトであることを表します。 つまりこの表現はイギリスとイギリス連邦の国々でよく使われていることがサイトのアドレスからわかるのです。 インターネットで英語の用例を検索することのおもしろいメリットです。 
例: Spare a thought for poor kids who have to work for a living.  生活のために働かなくてはならないかわいそうな子供達のことを考えてやりなさい。


335   Spare me 〜. ([グチ,説教,言い訳などは]もうたくさん; 〜なんて聞きたくない) 
聞きたくない話には「聞か猿」になるのが一番。 そんなときに重宝なのがこの表現。  ただ一言 Spare me. だけでも構いません。 
Spare me のあとに入る例 your whining (あなたのグチ), your complaints(あなたの文句), your lecture (あなたの説教), your excuses (あなたの言い訳), your brag (あなたの自慢話),  your success story (あなたの成功物語), your sarcasm (あなたの皮肉),your garbage (あなたのくだらない言葉),  the details (詳細, クダクダした説明), the propaganda (プロバガンダ) 。






336  speak for myself (自己弁護する, 自分の立場・考えを言う) 
英語の単語・熟語の実際の用例を検索して確かめると一般的な使い方がわかり多いに役立ちます。 
今回の speak for myself も検索してみると辞書には記載されていないその使い方の傾向・特徴がわかります。
それは can や only との組み合わせが多いと言うことです。 can や only とともに使うと「他の人はどうだか知る由もなく, ただ私の考えを言っているに過ぎませんが」というニュアンスが出るでしょう。 自分の意見を一方的に言うのもまずかろうという気配りが感じられます。
例1: I'm not a spokesperson for all Japanese young people.  I can only speak for myself.  私はすべての日本の若者のスポークスマンではない。 ただ自分の考えを言っているに過ぎない。
例2: I can't speak for everyone with sleep disorders: I only speak for myself, but my story may help those who suffer from this disease. 私はすべての睡眠障害のある人の立場で言えない。 ただ自分のことしか言えないが私の話はこの病気にかかっている人に役立つかもしれない。


337   Speak for yourself. (あなたといっしょにしないでください。) 
昨日の speak for myself と同様, もとは「自分の立場・考えを言う」。 だから直訳すれば「自分の考えを言いなさい」となるのですが, 実際は「あなたの言っていることはあなたにだけ当てはまり,私には関係ない」という意味。 人と同調するのが好きでないならぜひ覚えておきたい表現ですね。
例1: "Hi, Takuya. I didn't expect to see you here. Are you playing hooky, too?""Speak for yourself.  I'm on my way to the hospital." 「やあタクヤ。 ここで会うとは思わなかった。 君も学校サボリ?」「お前といっしょにするな。 オレは病院へ行くところだ。」
例2: "Darling, I bought two pairs of walking shoes.  They say walking is good for the people like us." "Speak for yourself. I'm not interested." 「あなた, ウォーキング・シューズを2足買ったの。 ウォーキングは私たちみたいな人間にはいいそうよ。」「お前といっしょにするな。 オレは興味ない。」



338   speechless (言葉が出ない) 
怒り, 動揺, 驚き, 悲しみ, 喜び, 感動, 感嘆。。。 プラス・イメージ, マイナス・イメージに関係なく, あらゆる感情に対して「言葉が出ない」という意味の形容詞です。 もちろん感情だけでなくノドを痛めて言葉が出ないという意味もあります。
一般的な使い方は 
  • I'm speechless.
  • 名詞・代名詞+leaves/left me speechless. (leave の代りに make を使うこともあるようですが断然 leave を使う方が用例は多く見つかります。)
  • Just speechless.





339   I stand corrected. (訂正します。 誤りはご指摘の通りです。) 
 012 as we were 「もとい」が自ら自分の言ったことを訂正するときに使うのに対し, こちらは相手が訂正し, それを受け入れるときの表現です。 堅い響きのある表現ですが文章語というわけではなく会話で使っても差し支えないようです。
例: "Mr. Smith, you said Kazaghstan's capital is Almaty, but my World Almanac says it is Akmola." "I stand corrected.  It was Alma-Ata, as we were,  Almaty when I learned geography at school."  「スミス先生, カザフスタンの首都はアルマーティとおっしゃいましたがボクの世界年鑑にはアクモラと書いてあります。」「その通り訂正します。 私が学校で地理を学んだ時はアルマータ, もといアルマーティでした。」




340   get off to a good start (好調な滑り出しをする) 
get と off の間に目的語を入れれば「〜をうまく始める」となります。 また get 以外に be動詞を使えば「好調な滑り出しをしている」となります。
逆に「出だしが不調」なら good を bad に変えて get off to a bad start にすればよいのです。
例1: Ted got off to a good start in his first week on the new job.  テッドは新しい仕事の第1週目を好調な滑り出しで始めた。
例2: The team is off to a good start defeating its old enemy away.  チームは宿敵をアウエイで負かせて好調なスタートをしている。
例3: Some visit their local shrine to get the new year off to a good start. 新年の良いスタートを切るために地元の神社を参拝する人もいる。
例4: A spell of bad weather got plants off to a bad start this year.  今年は悪天候つづきで苗の植付けがうまく行かなかった。


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